運動負荷心電図検査(マスター2階段負荷試験)

目的

心臓の栄養血管(冠動脈)が細くなり血液不足を起こす狭心症を評価します。


主な対象患者

高血圧糖尿病脂質異常症喫煙心疾患家族歴を持つ患者様
労作時の胸部症状を自覚する患者様


準備

心電図の電極がすぐつけられるように上半身はTシャツ1枚程度または病衣に着替えます。足首にも電極をつけるのでストッキング、タイツはお控えください。靴下は足首まで下げるか、裸足になります。ベッドに寝てもらい、安静時の心電図・血圧・血中酸素濃度測定をします。


運動

階段の昇り降りの負荷前後で心電図を計測します。運動時間は患者様により異なり、1分30秒または3分間に年齢・性別・体重によって決められた回数を音に合わせて昇り降りしてもらいます。1分30秒または3分で運動は終わりますが、その間に胸部症状不整脈が出たりすると終了する場合があります。また、息切れや足の疲れで継続不能な場合は検査者に伝えてください。


運動後

運動直後3分後5分後に心電図・血圧・血中酸素濃度を測定します。胸部症状や心電図変化がある場合は5分以上経過をみる場合があります。症状、心電図変化が改善したら検査終了となります。通常計15分程度となります。


結果

結果は同日わかります。医師の判定が出るまで少しお待ち下さい。

写真:階段

①②で上り、③④で下ります。④から⑤で方向をかえます。これを繰り返します。